木曜日, 12月 20, 2012

超望遠レンズの世界

超望遠の焦点距離を手に入れました。しばらく使っていて落ち着いたのが、35mm判換算で136mm~1,904mmです。そして、たまに引きが欲しいときに68mmを使います。この焦点距離で撮影していると、日常的な被写体に於ける欲求不満がなくなりましたね。35mm前後の広角撮影は、ある意味誰でも撮影出来ますが、2,000mm弱の撮影では、フォーカス、ズームなど、レンズに触るだけでカメラが揺れてしまいます。そこで、下積み時代に会得したカメラホールディングが活かされるのです。例えば、スタジオカメラは、三脚とパン棒の2点支えなので超望遠撮影は不利です。その点、ENGカメラは、左手でレンズを触り、三脚、パン棒となり3点支えなので超望遠撮影では有利です。

しかし、2,000mmクラスでは、これでもしんどいです。そこで、究極のカメラホールディングとは、上の3点支えプラス右肩をカメラボディに触れます。そして、右太ももに右腕を触れたままでパン棒を持てる様可能な限り下げてホールドしますと5点支えになり、完璧にカメラブレを抑えた撮影が出来るのです。なので、コンパクト高画質だけでは、究極の撮影が出来ません。 これがプロと本物のプロの違いなのです。

木曜日, 11月 15, 2012

映像の色調を考える

 映像の色調とは濃淡・明暗・強弱などのぐあいで色合いが変わります。

クラシックバレエを長年経験して得たデータとして言えば、色温度は、3400K・3600K・3900K・4200K・4500K・5000K・5500K・6000Kと8種類ぐらいが何処に行っても同じパターンです。

つまり、一つの発表会や公演で、これだけ照明の色合いが変わるのです。ヴァリエーションごとに変わったり、「白鳥の湖」と「パキータ」では全然変わりますね。

これを複数のカメラで撮影する場合、事前に各カメラの色調を合わせます。何故なら、カメラが切り替わる度に顔色が変わると違和感を感じるからですね。そして、本番中の色調整には無理があります。

なので、間をとって4700Kくらいで撮影するのですが、当然3400Kの照明下では赤っぽくなり6000Kでは青っぽく映ります。

以前、先生からあるバレエ団のDVDを観せてもらったことがありますが、第一部が3400Kくらいの照明で第二部が6000Kくらいだったのに、各カメラを第一部の3400Kで調整したままだったので、第二部がずーと真っ青だったことを覚えております。そして、フィナーレが3400Kに戻ったので色合いが適正になりました。「これで良いのか」と思いましたね。

ちなみに、細かい色温度調整が出来る当方所有のカメラを使えば見事に綺麗な発色をしております。


月曜日, 11月 12, 2012

理想と現実

【2017年12月7日更新】
現在は、メインカメラ1台、サブカメラ3台の計4台での撮影が可能です。
クラシックバレエの発表会について考える。最近、一流の海外のバレエ団の動画を観ました。 カメラが何台もあるのに色が適正だった。それは、演出家の力関係で照明に物申せているからに他ならない。

日本では、白鳥の湖など青白さが当たり前とし、照明スタッフも先生も当然としている。しかし、一流のバレエ団やテレビ局による収録だと青白さがなくなって綺麗だ。今や、少子化で人数が減る一方の発表会(全てではないが・・・)。価格もデフレしている。そんな中、まともなカメラ3台用意しカメラマン3人にスイッチャー1名なんて、バブルの時の話で今はありえない。私は、ワンマンにこだわっている。それは、少子化やデフレ対策であり20年前から実行している。そして、完璧に調整できる理想のカメラを所有しリアルタイムにホワイトバランスを調整して、客席のお客様が観て感じた本当の色合いでDVDを鑑賞していただいてる。この点は、最初に申した一流の海外のバレエ団の動画と同じである。

次に、5台以上ある海外のバレエ団の動画を観ていると演技のつなぎ目に一瞬上半身サイズがスイッチングされる。私もテレビ番組のカメラマンだったので、その撮りたい気持ちは分かる。しかし、テーマとしている『理想と現実』があり、日本の各地で撮影しているカメラ台数は2台が多いように思う。また、ニーズとしても何もかも観たいとするお客様の希望もあり、アップはいらないとされる。業者も撮れないのが『現実』だ。そんな中、例えばディアナのヴァリエーションにあるように一瞬膝をつきまた膝をつく演技がある。これを私は、常に全身を撮るルールを守り一瞬でもタイトに撮り、立ち上がっても頭が切れないよう軽やかにズームアウトし、2回するのでリズムが発生しダンサーとカメラマンが一体化し、観てて凄く心地よかった。このポリシーは、海外のバレエ団の一瞬上半身サイズを撮るポリシーと考え方は同じなのです。このことを理解して下さる先生方は当然いて、何もおっしゃられないし長年続けております。

【文字レイアウトの基本】
文字レイアウトの基本ですが、文字数により例外もあります。
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳①②③
※最高23文字でサイズ48に統一しています。
★仮名↓によるレイアウト
佐々木花子・佐々木花子・佐々木花子・佐々木花子
※上記のように5文字4名様を統一表示ルールにしていますが、上下の文字数により例外もあります。
これより大きいとモニター画面の、テロップ安全フレームに収まらず、小さくても困りますでしょう。何故なら、常識的に文字の大きさは平等で統一すべきであり、1名様の時もあるからです。

【仮名での参考レイアウト】
◎A案
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳①②③
堺    真   ・佐々木   花子・山田  華 ・山田  花子
佐々木花子・佐々木久美子・堺     真 ・山田  華
山田   花子・佐々木   花子・佐々木久美子
◎B案
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳①②③
堺  真・佐々木  花子・山田  華・山田  花子
佐々木  花子・佐々木  久美子・堺  真・山田  華
山田  花子・佐々木  花子・佐々木  久美子

 どちらが見やすいかあきらかですね。
※出演者が板付きで人数が多い時に、長々とMCが紹介する場合、テロップの文字が4行より3行の方が顔に被る確立が減ります。そういう意味で、行数が少ない方が良い。当方は、そこまで考えて良心的にビデオ制作しております。

水曜日, 11月 07, 2012

繋がったカメラ人生

 たまたま、ラジオを聴いていて、以前、ENGカメラマンをしていた頃、ローカルテレビ局の番組で、学校の先生を紹介する取材をしていました。その時の若手落語家が今も活躍されていることを知り、当時を思い出しました。その頃、取材した地方自治体の方から初めて感謝のお手紙を頂いたことがあります。そして、今、新体操を通じて教育委員会や学校の先生方とのコミュニケーションが増えました。姪が小学校の先生をしておりますが、想像もしなかった方々と繋がりましたね。

新体操との出会いを川の流れに例えると、源流はO先生であり大河への導きはT先生です。そして、大海原へは連盟でしょうか? 本当に感謝感謝です。

木曜日, 10月 25, 2012

クラシックバレエのヴァリエーション

   私が一番好きなヴァリエーションは、エスメラルダのヴァリエーションです。その次がキトリのヴァリエーションです。そして、今回、ディアナのヴァリエーションにも改めて魅力を感じました。これらは撮影していて、特にやりがいと楽しさを感じ、そして、ダンスに魅力を感じるからですね。また、途中や決めポーズで膝をつくシーンがあります。

   通常のカメラマンは、ルーズ全身サイズで撮っているので、膝をつくと当然画面上に無駄な空間が増えます。これを静止画にすると当然トリミングをしたくなりますね。なので、私は一瞬でも演技・テンポにあわせ軽やかに寄っていますので、無駄な空間が少ないです。
以上のことから、エンドロール静止画集を観て頂いたお客様から大好評のようです。決して妥協しない当方に気付いて頂ければ幸いです。

【ヴァリエーション後のレヴェランス】
ヴァリエーションの演技が終わりセンターに移動して挨拶されますね。この時にズームインして上半身サイズもお撮りいたしております。
※但し、要らなければ寄りません。

【海外の一例】
これを海外のバレエ動画を観ますと、カメラが3台以上ある場合、一例ですが、下手で演技が終わるまでAカメがルーズ全身サイズでフォローしており、Bカメに切り替え広い映像にし、Cカメで上半身サイズを撮っています。そして、Aカメのルーズ全身サイズといった繰り返しをしています。

【他社の一例】
※個人的な感想であり上手いカメラマンもおります。

日本のバレエ発表会動画を観ていると、予算のこともあり殆どが2カメです。1台は引き担当、もう1台は寄り担当です。サイズや役割の逆転はありません。また、細かいカット割りが大変で、引きカメはどん引きなのでサイズに落差が発生し、寄りカメがそのままズームインしてくれれば助かるのです。ここで、カメラマンの技量が問われることになり、オンタリー中にズームイン・アウトを超望遠のまましなければならず、ズームができないカメラマンにはさせないのです。だから、「上半身サイズをお撮りします。」とは言わないですね。また、カメラに超望遠レンズが付いてなければ物理的に上半身サイズが撮れません。寄りカメが客席の真ん中辺に置いているのは、そんな理由があるからなのです。そして、座らないと後のお客様のご迷惑になり、前のお客様が横切ったりスタンディングオベーションになると最悪になりますね。

当方は、元テレビ番組のカメラマンですが、今は舞台のカメラマンなので「餅は餅屋」。舞台イベントは、舞台のカメラマンの方が上手いと言われたいですね。頑張りましょう。

水曜日, 10月 10, 2012

2000ルクスF11の感度が理想

 ベーターカムのENGカメラ時代、感度が2000ルクスF5.6からF8になり「明るいなあ」と皆喜んだ。それから年月が経ち、近年はF11のハイビジョンカメラが増えてきた。私はENGカメラマンから舞台のカメラマンに転身したので、放送局用カメラの感度でF8が最高の時に、業務用ではF11のカメラが出たので所有し、暗いシーンの多い舞台撮影で大活躍しました。

そんな中、F12のハイビジョンカメラを使わせてもらったが、明るすぎる照明の時には、アイリス(絞り)がF16になり、油断するとC(クローズ)になり真っ暗になってしまいます。なので、舞台撮影では2000ルクスF11の感度が理想です。そこで、当方は、独自のノウハウによりこれらの解決方法を身につけております。たまに、応援で行くとその違いがよくわかります。

【さまざまな舞台条件】

日本の各地でお仕事いただきますと、いろんなことを経験いたします。そんな中、ホールの条件が悪かったり、舞台スタッフが優秀とは限りません。だからこそ、アクシデントを想定した準備や心構えが必要です。なので、2000ルクスF11の感度が理想です。また、リアルタイム色温度変換をすることで、どんな照明になろうとも見た目の綺麗な色合いで映し撮っています。

どんな商品や技術があっても長所や短所があります。そんな中、ローコスト&ハイクオリティーを謳う究極の選択としてワンマンで活動しています。そして、長所を思いっきりアピールしています。

通常、会館の開館時間は9時ですが、今回は8時半に入らせていただきました。しかし、客電を消したまま舞台の照明を調整していたので準備が大変であり、結局、客電を点けてくれたのが9時でした。そして、ゲネプロ開始が10時です。つまり、機材準備時間が1時間しかありません。当方はカメラ3台であり、今回、舞台袖から音声ケーブルをはわし養生しなければならず、通常よりも時間がかかりました。そして、準備が完了していない中、ゲネプロが始まってしまいましたが、焦ることなく冷静に舞台演技を見ながら10分後に完了し、いつものゲネプロ色温度チェックをしました。そして、いつもどおり本番を妥協なき綺麗な色合いで撮影することができました。

日曜日, 9月 16, 2012

XLRコネクターの卓マスタ出力端子

 はじめに、XLRコネクターの卓マスタ出力端子が設備されていましたので、綺麗な音を録音出来ました。しかし、体育館でのイベント撮影で一番困るのが、音声出力端子のない放送室です。 また、伴奏曲を再生するアンプに音声出力端子が付いていないのも残念なことです。これらが満たされないと会場の雑音まじりと反響音の録音となり聞き取りにくくなります。


【しゃべらない司会者】
以前、肝心の演目と出演者名を一切しゃべらなかった司会者がいた。おまけに、音響スタッフがエコーを利かせ過ぎた為、響きすぎてよく聴き取れなかった。そうそう、デュアルモノを知らない音響さんがいた。

【暗い照明】
実は、写真もビデオも、暗い照明を歓迎していません。バレエの先生が肉眼で見て「もーちょっと暗くしてください。」と言う場合もありますが、信頼できる先生が、「もーちょっと明るくしてください。表情が見えません。」と言ってくれました。大歓迎ですね。
良い仕事とは、それぞれのスタッフが、自分の都合でするのではなく、お客様のお気持ちを理解し、「こうしたら喜んでくれる。」という努力をするべきだと思う。

火曜日, 9月 11, 2012

絶対に成功するカメラワーク(新体操個人演技編)

 ある選手の演技を撮影していて気付きました。 この演技の中で必ず投げる前の動作であるということが分かりました。今までは感にたよったり、あきらかに投げるであろうと分かる演技の時にしか 、しなかったカメラワークですが見えて来ました。

また、再生チェックをして、投げた後でも間一髪のズームアウトでフォロー出来ているカメラワークに安心と満足感を得ることが出来ました。奥が深く難しい撮影ですが、やり遂げることが出来ました。

【補足】
本物のカメラワークとは、このサイズで待つのではなく、見失わないように撮りにいくことなのです。それにより少しの投げも、思いっきり投げた演技も、全て心地よい無駄のないサイズで撮れているのです。そして、舞台芸術のカメラワークにも応用出来ます。これは、自己満足ではなく選手さんのために成ることとして、あえて難しい撮影をし感動して頂いております。

【研究】
お客様から他の大会DVDを観させて頂いた。体育館にはカメラが2台いたが、同時進行なのでワンフロアー1台撮影でした。そこで、手具を投げキャッチする演技があるのに1回もフォロー撮影していなかった。

手具を見せる必要がないからだろうか?
フォロー撮影(カメラワーク)が出来ないからだろうか?
※全ての投げをフォローするということではありません。選手だけのサイズの方が重要です。
※ここでのフォロー撮影とは手具と選手の両方を撮る事を言います。手具だけのフォローは意味がありませんし、お客様は望んでおりません。

【例】
例えば、プロ野球やゴルフでは球フォローしているカメラワークがあります。なので、プロなら手具ぐらいフォロー撮影出来ても良いと思うのですが・・・。

選手さんは幼い頃から出来た出来たの積み重ねで、この大会に出場しているのです。このカメラワークが出来ないのに仕事を取ることは選手さんに失礼ですね。この競技の発展と普及を望むのなら、私達ビデオ業者も本物の撮影技術が求められる時代にならなければいけませんね。

Camera work of Rhythmic Gymnastics.


金曜日, 8月 24, 2012

大成功に終了した2大会連続の撮影

 準備を含めた4日間の死闘。
失敗は許されない。

まず、図ったかのようにピッタリあった音声ケーブル、 担当の先生がプロ顔負けに優秀な方だったので綺麗な音を送っていただいた。 放送室からの音声もまったく問題なく音に関する問題は解決した。

そして、3日間で9時間近い本番、それに、アナウンスコメントをひろう為、 30分以上前から撮影したり、インサートや練習風景も撮影するので、結局 準備の日のテスト撮影を含めると倍の18時間くらい撮影しました。

実は、これは計算出来ている撮影で昨年も経験しているので、320GBのハードディスク レコーダーに収録致しました。

お陰様で、テープ交換やメモリーカードの残量など気にすることなく撮影出来ました。 もちろん、デジタルブロックノイズやコマ落ちコマ飛びもなく綺麗に再生出来ております。

考え抜いた当方独自の撮影システムで大成功に終了致しました。

【補足】
例えば64GBのメモリーカードでは4時間48分撮影出来るが、ものすごく熱くなります。 再生は大丈夫ですが、足りないし数そろえると凄く高価になります。 320GBのハードディスクレコーダーには、パソコンのようにファンが付いていますので熱くなりません。 そう言う意味でも安心して撮影出来ますね。

水曜日, 7月 11, 2012

これがビデオグラファーだ!

  素晴らしい構成・振付・指導のクラシックバレエを撮影致しました。有言実行と最高の満足感で無事に終えました。理屈じゃない、他社に真似の出来ない高度な撮影テクニック。気を引き締めつつも、まだまだ進化している当方の巧みの技を見抜いてくれている先生方に 本当に感謝致します。
私は電動ズームを一切使わないので電動ズームレバーが付いているグリップを外しました。これにより16mmフィルムキャメラに付いているシネレンズのようになりましたね。また、このスタイルだと三脚仕様になりますが、ハンディ撮影もできない事はありません。舞台なら全て三脚使用ですのでまったく問題なしです。

【バレエ公演の映像を撮る】
もし、プリマ・バレリーナだけを撮る依頼があれば、喜んで撮影いたします。それは、有料公演である以上、カメラマンは最後部座席であり、超望遠レンズがいります。また、袖幕に退場したりする時に撮影を停止することが出来れば4K動画撮影も可能です。寄るも良し、常に全身サイズを保って撮影するも良し、プロデューサーのご意向に沿った撮影が可能です。
【孤高のビデオグラファー】
◎ENGレンズによるフルマニュアル撮影
◎リアルタイム色温度変換
(バレエ照明に対応する色再現映像を撮る。)
◎究極の新体操撮影
(手具の高さと選手の両方を撮る。)

【舞台のカメラワークとは】
街のビデオ屋さんのコメントに「安定したカメラワークで撮影します。」とあった。一番安定しているのは固定カメラであり、それはカメラワークとは言いません。次に、カメラブレのことを言っているのであれば、手振れ補正をONにすれば安定します。つまり、素人と業者の違いを言ってるだけで、プロ同士で比較されて何を語れるかである。だから、安定とか不安定のレベルではなく、感性や感情移入したカメラワークが、本物のカメラワークであり、電動に頼らず全て手作業で操作し、キレのあるカメラークが出来るかどうかが問題なのだ。ダンサーさんだって、キレのある演技をするから、喝采を浴びている。

火曜日, 6月 26, 2012

業務用ハイビジョンモニター

 HDMI入出力対応カメラ用7型液晶モニター HDM7LCD2

HDMI入出力の確認。豊富な撮影フレーム。 実際の液晶テレビと同じオンエアーフレーム95%もある。 ハイビジョン画質が本当に綺麗。小さな文字も良く見えました。
レコーダーの設定画面が7型液晶で十分確認出来ました。 リモコンなしで操作出来るので紛失の心配がない。

但し、イヤホン端子からの音量が高すぎです。 なので、ボリューム付きヘッドホン延長コードで対応。 バッチリ上手くいきました。

月曜日, 4月 30, 2012

大成功のマルチカム撮影

 体育館で演技する新体操の照明は、天井からの水銀灯のみなので、光量も色温度も一定でマルチ撮影が可能です。

この意味は、無人撮影が可能と言う意味で、フロアマット内の演技ではなくメインアリーナのスペースをフルに利用した 大人数の演目に対応するためです。

従って、ワンマン3カメ撮影が出来たのでした。そして、カメラワークするメインカメラにはデジタルエクステンダーが付いており、瞬時に画面サイズを変えれるため、まるでスイッチングしているようなダイナミックな映像が撮れました。結果、ワンマン4カメ撮影のような編集が出来ました。

これを実行するには、電動(レバー)ズームではなく手動(マニュアル)ズームが出来るカメラマンでないと出来ないのです。

それに、違いの分かる監督やコーチ・選手・親御様からの「お喜びの声」を頂いてはじめて、やりがいを感じ報われ、当方にとっても最高の喜びとなるのです。



金曜日, 4月 27, 2012

音響設備の整ったホール

 今、市民会館や文化会館では、カメラポジションにしたいところの近くに電源付のマルチボックスを設備してくれてるところが、ようやく増えて来ているように思う。そんな中、新体操の演技発表会により体育館で撮影することが増えて来ましたが、音響のマルチボックスという設備のないホールが多いような気がする。幸いにも、初めて新体操の撮影をした体育館はオリンピック会場だった為、 カメラポジションの近くに音声端子があり、綺麗な音を音響さんから頂くことが出来ている。しかし、全国に営業しお仕事を頂いても、メディア対応の音響設備のない体育館が多いようだ。

【番外追記】
先日、出張先で市町村振興補助金で建てた会館を見つけました。どうも、予算は宝くじからまわされているようだ。じゃ、貢献しているんだ。新しいだけに搬入口が道路に面しておりスタッフにも配慮してくれているのが分かる。

話は変わるが、昨日(2012.12.24)の新聞に、動画広告という分野が成熟してきたとあった。特に中小企業では、作品の質が落ち視聴率の低い番組のTV-CMよりも、高画質の動画が観れる性能のよくなったスマートフォンやタブレットに切り替える傾向が出てきているようだ。

そんな中、会館に舞台スタッフの常駐はいても映像スタッフの常駐がいないのは、映像文化が成熟していないからなのでしょうね。誤解しないで下さいね。常駐スタッフがいてもお客様が使いたい外部スタッフを実際に使っていますでしょ。なので、映像スタッフも外部で活躍している本物のカメラマンに依頼出来るのです。

木曜日, 4月 05, 2012

ものすごい感情移入

素晴らしい!!
これは発表会ではなく公演だ!

久々にゾクゾクしました。

先生の現役バリバリのころを想像してしまう。

こちらも奮い立つほど感情移入して撮影させて頂きました。
終わった時は、やり遂げた満足感と精神集中がとけクタクタでした。

素晴らしい!!

月曜日, 4月 02, 2012

EDIUS Neo 3.55 最高!!

 ※現在は3.55にバジョンアップ済みです。

また、超編エディットのようにフィルムストリップ表示も可能になりましたね。そして、当方なりの2カメ撮影に於いてマルチカム編集も妥協なく出来ております。

気に入って長く使い続けた「超編 Ultra EDIT」から、ようやく満足する編集ソフトに出会えた。 最高です。

思い通りの編集が出来ております。 本来マルチカムは対応していないけれど、あるやり方で苦労なく出来ました。 すごく気分良いです。

レンダリングとの付き合い方も分かったので、ストレスなく仕事が出来ております。

良かった。良かった。

【補足】

Canopus HQX(4:2:2) 高画質は最高!!

2~3年前、ある業者でEDIUS 5を見せてもらった時、8倍速までコマ飛びせず早送り出来ておりましたが、16倍速にすると コマ飛びし、音も聞こえなくなったことを覚えている。EDIUS Neo 2.5も同じだ。

しかし、今回のEDIUS Neo 3.54は、32倍速まで早送りしてもコマ飛びせず音も聞こえる。 ミキサーもすごく良い。タイムコード表示も良い。

やっと「超編 Ultra EDIT」を越える快適な編集ソフトに出会えた。
信じたメーカーさん、ありがとうございます。

金曜日, 3月 30, 2012

SONY HVR-S270Jの標準12倍ズームレンズ

【2014年9月24日更新】

今回の撮影でSONY HVR-S270Jに標準で付いている12倍ズームレンズが大活躍しました。普段は、ズームリングのねばりの良い17倍レンズにより、全て手動ズームで撮影しておりますが、今回は集団演技でワイドに広がりますので、超広角レンズが必要になりました。そこで、普段はまったく使わない標準レンズを使用しました。これは、幸いにも広角側が広く、放送局用HDCAMカムコーダーのHDW-650と同じデジタルエクステンダー機能が付いております。スカスカのズームリングは腕でカバーするとして、12倍に1.5倍寄れるデジタルエクステンダーを駆使し、18倍ズームをフルに活用した撮影が出来ました。お陰で、1台カメラワークなのに2カメスイッチングしているようなダイナミックな映像が撮れました。あげずに持っていて良かったです。メーカーの人にも本物のカメラマンのこだわりを知ってもらいたいものですね。

【追記】
はじめに、私は評論家でもカメラ愛好家でもありません。 職人カメラマンとして生きている無名のカメラマンです。 HVR-S270Jは最高です。全てではありませんが・・・。
カメラワークとしての操作性は放送局用カメラと何ら変わりません。もちろん、後付けの17倍レンズに変えているからです。

唯一残念なのは、ファインダーから眼を離すとファインダーの全視野を見ることが出来ないので、常に眼を当てておかなければなりません。上に液晶モニターがありますが、正確な絞り調整は出来ません。ピントも分かりづらいです。その点、前のカメラDXC-D35は「4:3」のカメラでしたが、画質以外で放送局カメラより良かったです。

さて、270Jは、フォトモードと色温度変換ダイヤルがついております。本番中に操作しても、動画に何の不具合も起きません。ちなみに、フォトモードの露出もファインダー調整と同じで構図も同じなので、余程のトリミングも必要ありません。もちろん、タイトに撮っている場合ですが・・・。そして、従来からのENGカメラと同じ肩乗せ(ショルダータイプ)カメラとしては、唯一、色温度変換ダイヤルが付いています。この点は、世界最高のカメラだと思います。なので、撮影前のホワイトバランス調整(白紙やグレーチャートによる調整)は、1台撮影の場合、まったく必要なくなりました。どんなシチュエーションでもファインダー内に表示される色温度数字と肉眼・カラーファインダー・オートホワイト(ATW)と比べて調整すれば、完璧な調整が出来ます。

マウントアダプターを買いました。 これにより、35mm判換算で68.00mm~952.00mm(エクステンダー使用時1904mm)の撮影が可能になりました。



この270Jは、曇天時にフィルターを入れなくても色温度を調整出来ます。
これは、ENGカメラマンなら誰でも知っていることですが、曇天時にホワイトバランスを取る時、フィルター1で取ると必ずエラーがでます。なので、NDと色温度変換フィルターを曇天用にして調整します。つまり、レンズが暗くなるのです。ところが270Jはフィルター1でもダイヤルを回すだけで調整出来ます。つまり暗くならないのです。そして、超望遠レンズにしているのに開放F2から調整出来ます。曇天でも平気ですね。デシスコは寄れるらしいが引くとケラレが発生しテレ側でしか使えません。しかも、かなり暗いようですね。

下記は、次の購入予定のレンズです。(35mm判換算)
A13×6.3BERM(2/3)フジノン
(2/3)50.4mm~655.2mm(1310.4mm)270J使用
A18×7.6BE(2/3)フジノン
(2/3)60.8mm~1094.4mm(2188.8mm)270J使用

【備考/カメラワークとしてのズーム操作】
自動車免許には、オートマ限定とマニュアルミッション可がありますね。カメラのレンズにも電動ズームと手動ズームがあります。コンパクトデジカメの殆どが電動ズームのみですが、一眼レフデジカメは、逆に手動ズームのみですね。そこで、業務用ビデオカメラのレンズには、電動ズームと手動ズームの両方が使えるようになっています。但し、プロフェッショナルな撮影は、手動ズームでないと出来ません。そんな中、放送局用ENGカメラでは常識のフルマニュアルズームレンズが、業務用ハンディカムコーダーにもやっと採用されるようになりました。2014年11月に発売されるようですよ。


火曜日, 3月 20, 2012

こだわりの映像(撮影技術)

 全てはお客様の為に。
最高の映像を格安で納品してあげたい。
一地域だけでなく全国のお客様にこの感動を広めたい。
そして、こだわった。ここに来て、今回の研究で凄く綺麗な映像を獲得しました。
本日の本番で実行します。

【追記】
当方もブルーレイ納品を開始致しました。(2012年11月)
ブルーレイが発売されて年月が経ちましたが、何もかも投資費用が高かった。
ブライダル業界は、1本納品が多いので若い新郎新婦からはブルーレイ納品を希望される方が早くから始まった。その為、世間一般では、まだ完全普及していないのに、メデイアは高い、性能遅い、バソコン高い、スペック遅いで、作製時間も長かった。

その点、舞台関係は枚数が勝負なので、1本だけの要望では対応出来ないし、お客様もブルーレイプレーヤーを持っていないので希望もしない。

しかし、ここへ来て、やっと当方にも声が出始めました。
私も、今年の春から意識していたので、最高のデスクトップパソコンを信頼できる人にハンドメイドパソコンとして最高(納得)の部品ばかりで作ってもらい工賃込みで15万円で作ってもらいました。

お陰様でフルハイビジョン編集も快適に出来ております。

このように待った甲斐があって投資額が少なくすみ、メディアも安くなり倍速が速くなりましたので、オーサリングも速くなり十分満足です。

少しでもお安く出来るよう投資のタイミングを政治経済や市場をみつめ考えておりました。

こうご期待。
ちなみに、やはり凄く綺麗です。ただ綺麗なのではなく、隅々までこだわった当方のノウハウが生かされていることもご理解して下さいね。

日曜日, 3月 18, 2012

EDIUS Neo 3.55のショートカットキー(カスタム)

◎カスタム設定により指1本で出来るショートカットキー

【表示】
ウィンドウレイアウトの初期化---Q
ウィンドウレイアウトの新規登録---W
オーディオミキサーの表示/非表示---M
バッチキャプチャリストの表示/非表示---F10
パレットの表示/非表示---H
ビンウィンドウの表示/非表示---B
フルスクリーンプレビュー---G
(すべてのモニター)

【タイムライン】
カットポイントの周辺の再生---/
シーケンスの新規作成---Z
プロジェクトの新規作成---A
先頭フレームへ移動---Home
前の編集点へ移動---Page up
名前を変更して保存---S
最終フレームへ移動---End
次の編集点へ移動---Page down
現在位置のフレームをビンへ追加---Num 0

【プレビュー】
(マウスホイール)
ジョグ/シャトルの切り替え---J
TCジャンプ(+)---Num +
TCジャンプ(-)---Num -
タイムラインへ配置---E
プレーヤー/レコーダーの切り替え---Tab
再生/停止---Space
再生/停止---Enter
前のフレーム---Left
巻き戻し---@
早送り---]
次のフレーム---Right
現在位置の周辺の再生---N
逆再生---P

【プレビュー-レコーダー】
ファイルへ出力---F

【トリム】
トリム(+1フレーム)---.
トリム(-1フレーム)---,

【クリップ】
カットポイントの追加(選択トラック)---]
クリップのプロパティ---K
タイトルの新規作成
(ビデオ振り分けトラックへ追加)---T
リンクの設定---Y
レイアウター---F7
既定のトランジションの適用---\(ろ)

【クリップ-削除】
削除(モード依存)---Delete

【クリップ-選択】

【トラック】
トラックの高さを変更(×1)---1
トラックの高さを変更(×2)---2
トラックの高さを変更(×3)---3
トラックの高さを変更(×4)---4
In/Out点の削除---X
In点の削除---^
In点の設定---\
In点へ移動---Backspace
Out点の削除---0(を)
Out点の設定---?-(ほ)
Out点へ移動---O
オーディオIn点の設定---U
マーカーの追加---V

【モード】
挿入/上書きモードの切り替え---Insert
リップルモードの切り替え---R
通常モードへ切り替え---F5
トリムモードの切り替え---F6

【キャプチャ】 
入力デバイスの選択---D
入力プリセット1---F2
入力プリセット2---F3
入力プリセット3---F4
キャプチャ---F9

【レンダリング】
全体のレンダリング(過負荷部分)---F11
全体のレンダリング(負荷部分)---F12

火曜日, 2月 07, 2012

愛と喝采の日々 TURNING POINT

 楽天市場でバレエ映画のDVDを買った。 すごく参考になりました。

私のこだわりで言うと、常に色温度があっていた。 だから、すごく綺麗だった。
クラシックバレエダンサーの日常的なことや、思考など理解できる。 ますます、頑張ろうと思った。

【補足】
この映画にもリフトシーンのタイトショットがありました。 クラシックバレエの求められる映像表現を守りながらも、感動表現にもきちんと妥協することなく撮影しておりますので、分かる先生から感謝のお言葉をよく頂いております。

月曜日, 1月 09, 2012

画家のドガのような体験

 あるバレエ発表会で画家のドガのような体験をいたしました。普通、楽屋に入らせていただく事はよくありますが、リハーサル風景を目の前で見ることはない。 それを見学いたしました。先生がお声をかけてくださった。お陰でバレエダンサーの演技を目の前で見学出来ました。普段は客席の後方から演技しているバレエダンサーを、カメラのファインダーを通して見ているので、 迫るような迫力を感じることはない。しかし、今回は、手が届きそうなくらいの目の前でのリハーサルだったので、それはそれは迫力だった。 まるで画家のドガになったような貴重な経験をいたしました。ドガがバレエダンサーに夢中になりこざわっていることが分かったような気がする。 なので、これからはドガのようなトガジンでありたいと思った。

【追記】
もともと絵を描くのが好きだった。なので、デザイナーになろうとしましたがカメラマンになりました。そして舞台映像の業界に転身し出逢ったバレエから、ドガの存在を改めて認識しました。エドガー・ドガやフィンセント・ファン・ゴッホのような運命になろうとも、信念を持ってクラシックバレエの映像を撮り続けたいと思う。