日曜日, 11月 08, 2015

フォトムービー(旅行・レジャー)

哀愁の女神湖(フォトムービー)


【フォトムービー概念】
WEBマガジンなど、HP用の動画でもフォトムービーという概念で撮影しておくと、1回しか撮れない決定的瞬間が写真や動画にも使うことが出来ます。そして、縦位置撮影という発想は映画産業界にはありません。また、画面比を16:9に統一することで、レイアウトする時にも収まりが良くなりますしトリミングもできます。そして、必要な場面ではムービー撮影に切り替えれば良いのです。先日観た映画も写真数枚見せた後、映像に変わりました。

【フォトムービーのメリット】
デジタルカメラの主な仕様を読んでいると、動体キャンセルライブデジタルシフト撮影など、写真だから出来る機能がある。また、暗い場所の撮影もフラッシュで明るくすることが出来る。そんな中、動画だからビデオカメラという発想のままでは、広角が足りなかったり、ライトをセットしたりと簡単には行かなくなる。また、写真だと一瞬の撮影素材が、編集素材として使う時、時間調整が出来るので便利です。こうなると、フォトムービーというこだわりが、真のローコスト&ハイクオリティーを実現する究極の選択だと思います。

【facebook用動画撮影編集代行】

※不動産会社の許可を得て物件撮影(サンプル)。

【古民家・ログハウス・リゾート物件・中古別荘・田舎暮らし物件など春夏秋冬の物件状態を撮影代行】
出版不況の中、増加中の地方情報誌などWEBマガジンとなれば動画も公開できます。しかし、写真は公開しても動画での公開は、していないように思われます。また、フルサイズ一眼レフで動画を撮ると、長時間撮影が出来ないので、長いインタビューやイベントを撮影しますと途中で録画が止まってしまいます。
そこで、当方ならENGカメラマンをしていたので、facebook投稿の2分前後の動画なら、まったく問題なしであり、現在、所有の動画デジカメ(Panasonic DMC-FZ200、1210万画素25mm~600mm、全域F2.8/ライカ製/シューディング補正不必要)で、十分対応できます。そして、動画を撮るのではなく写真を撮ってフォトムービーにすれば、編集時に写真としても使えます。そして、その中に動画のシーンがあって良い訳ですね。もっと柔軟な発想を持つことで、ローコスト&ハイクオリティーな動画製作が可能になります。なので、フォトムービーという発想が主流になることでしょう。その中で、画質にこだわらなければ、フルHDで良い訳ですね。いや、フルHD(1920×1080)で十分綺麗です。何故ならYouTubeの推薦画質はHD(1280×720)ですから。。。但し、撮像素子(センサーサイズ)が大きい程画質は良いです。しかし、舞台発表会ではボケ味よりも全員にピントが合っている方が喜ばれますので、撮像素子は気にしません。それよりは、フォーカス・ズーム・アイリスと3つのカム式リングの方にこだわっています。


【こだわりメモ】
画質が良ければ、寄れてなく無駄な空間がありすぎても満足ですか? フルサイズ一眼と比べて画質で負けていても、寄れるので無駄な空間が少なく映像理論の構図として良ければ満足です。そして、写真はトリミング出来るからと言ってフルサイズ一眼の無駄な空間をトリミングすると、画質でセンサーサイズの小さいカメラに負けるかもしれません。あなたは、どちらを望みますか?
次に、当方の業務用ハイビジョンカメラは、バッテリーを入れると10Kgです。なので、常に持ち歩くことは出来ません。FZ200なら常に持ち歩くことは可能です。そう考えるとコンデジよりスマホの方がシェア拡大する訳です。そこで、どう撮れるのかとこだわると、コンパクト一眼がベストであることが理解できます。ちなみに、FZ200は料理撮影に最適。
【参考サイト】コンデジが一眼レフを超える時 訴える力のある良い写真とは
http://www.all-digicam.jp/ichigan-kondeji04.html

【動画1ファイルの例】
mp4(1920×1088)16.73Mbps(ビットレート)
ファイル 2分20秒=286.328M
※ストレージサービスよりサンプル動画を観ていただき、お振込み確認後、動画ファイルをストレージサービスで送ります。
(ギャラ以外の実費精算)
※ガソリン代計算:(例)往復総距離200Km×当日店頭現金価格(消費税込/1リットル-10Km)最新変動価格(例)112.5円=(例)2,250円のガソリン代となります。
(往復総距離) http://www.mapfan.com/routemap/routeset.cgi
(ガソリンNAVI) http://oil-stat.com/
※車は、4WDの軽ワゴン(高さ190cm)ですので、軽トラが通れる林道も可能です。

水曜日, 9月 16, 2015

リアルタイム色温度変換と平均値固定の色温度

 リアルタイム色温度変換は難しい撮影テクニックですが、平均値固定の色温度は簡単です。お客様が平均値固定の色温度を希望される場合は、当方も仕事が楽で割り切ります。

しかし、より良き物をと願うお客様の為に研究した結果のリアルタイム色温度変換です。

どちらを希望しても当方は、その条件の中で最高の仕事をいたします。何故なら、撮影は色温度だけでなく、カメラワークの方がもっと大事だからです。



木曜日, 9月 10, 2015

同業の海外のカメラマンの思い

 海外の動画で四羽の白鳥を観ました。通常のフォーショットで撮影する中、3回程、下半身のフォーショットがスイッチングされました。日本の殆どのバレエ教室の先生方は、常に全身サイズ以上の撮影を望まれていると思います。そうすると、この下半身サイズは要らないカット(1クリップ)ですね。

しかし、私には分かるのです。それは、上半身は顔こそ動きますが、手を繋いだままであり、足だけでの演技が殆どですね。なので、下半身サイズを撮りたかったのでしょう。

ちなみに、当方もリフトシーンを一回だけ一瞬の寄りを撮っています。それは、男性ダンサーの足が止まっている時で、リフトを成功したからこその寄りなのです。そんなことから、カメラマンやスイッチャーの気持ちが理解できます。

ただ、私は下半身だけのサイズは撮らないですね。要らないと言われることを知っているからです。それに、リフトも要らないと言われれば寄りません。

水曜日, 9月 09, 2015

優しいバレエ発表会DVD

 例えば、コールドが両サイドに立っていて、4羽の白鳥を演技する場合、もちろん、4人のダンサーのルーズグループサイズでフォローしますが、下手や上手のコールドに近づいたら一瞬でもコールド込みのサイズに構図を広げており、中央に移動すれば元のグループサイズにしています。

これに対して、4羽の白鳥だけで良いとする方がおりますが、公演ではなく発表会であり、親御様やご本人の為にも近づいたら構図に入れております。

その上、リアルタイム色温度変換により客席のお客様が見て感じた本当の色合いに正しく調整されている為、すごく綺麗な発色で映しております。

【少子化でも人数の多い教室になりますように。。。】

 先日、長年お世話になっている先生から、新しいバレエ教室を紹介していただきました。第1回であり先生も若く人数の少ない発表会でしたが、一切手を抜くことなくいつもどおりの撮影・編集をいたしました。そして、もちろん感激していただき、納品時に「このDVDを入会希望者に観せてあげてください。きっと、同じ習うなら先生のところで習いたい。と言って頂けると思います。そして、もちろん、先生のお人柄とご指導力が一番の決め手ですね。」とお話いたしました。

月曜日, 9月 07, 2015

リアルタイム色温度変換対応動画デジカメ

 当方所有の動画デジカメPanasonic DMC-FZ200は、全域F2.8の高倍率(光学24倍/35mm判換算25mm~600mm)ズームレンズでズームしても暗くなりません。寄りも600mmなので、まずはOKです。ちなみに3台所有。そこで、今後益々デジカメの動画機能が進化していくのは間違いないと思いますので、高価なので手が出ませんがシネレンズがあるように、写真用レンズも昔のレンズのように3カム式フルマニユアルレンズが復活して欲しいと思っています。

そこで、カメラボディは一眼レフであり、ファインダーは視度調整のできるビューファインダーになって欲しい。レンズは開放F2.8で良いので寄ってもF4ぐらいになれば良いです。当方としましては、35mmから始まる18倍ズームで630mmまで寄れれば問題なしです。また、音声端子もPanasonicさんで出ていますが、XLR端子2系統が標準で付いていれば映像と音声が充実し、もう「ビデオカメラ」が死語にになることでしょう。

次に、大事なことはリアルタイム色温度変換です。現在、NikonのD500・D750・7200は、録画中にリアルタイム色温度変換できることを確認しています。ただ、100K単位で変えられないのが残念です。その点、Panasonicさんは、全域100K単位で変更できるので、やはり、Panasonicのカメラが録画中にリアルタイム色温度変換出来れば良いですね。

ちなみに、業務用のビデオカメラでPanasonic AJ-PX270はリアルタイム色温度変換できるそうです。

【ファインダー情報はカメラマンの命】
FZ200のファインダー情報は、常時表示なので何の問題もなく撮影出来ていたのですが、今回、マウントアダプターを介してG7にシネレンズを付けて撮影していると、1分経つとファインダー情報が勝手にOFFになります。これはショックです。もちろん、純正レンズでもOFFになります。それに、シネレンズのF値は連動していないのでファインダーに表示できません。そこで、たよりはヒストグラムなのですが、これが消えてしまうのです。だから、ファインダーの濃淡に慣れ、感で適正露出を決めなければなりません。ますます、熟練の本物のカメラマンでないと出来ない撮影システムとなりました。ちなみに、サポートセンターに聞くと、後継機のFZ300やGH4も、1分経つとファインダー情報が勝手にOFFになるそうです。これを机上の空論というのでしょうか?

木曜日, 9月 03, 2015

大成功のリアルタイム色温度変換

【Only one technology】
バレエの第1部小品集では、演目ごとに照明の色温度(色合い)が変わることが多いです。ちなみに、バレエ劇では、演技中に色温度が変わることもあります。これを何も対策しなければ、真っ青になったり真っ赤になったりします。

そこで、当方はゲネプロ時に各演目の色温度を調べており、プログラムにメモしておきます。そして、本番ではプログラムに豆球を照らし、演目間の暗転中にリアルタイム色温度変換しています。

今回で言えば、3900K⇒4500K⇒3900K⇒5500K⇒3900K⇒4200Kと、
カメラの色温度調整ダイヤルを回し、色温度をリアルタイム変換いたしました。

このことにより見事に、客席のお客様が見て感じた本当の色合いに正しく調整することが出来たのでした。

金曜日, 8月 28, 2015

The difference of TV sports ENG cameraman and the official videographer

 まず、カメラワークが違います。テレビには視聴率があり一般の人にも見てもらいたい目的があり、編集のことを考えているので各部位のアップを撮りたがります。また、スイッチャーからもアップを撮るように指示がきます。しかし、スポーツ関係者にとっては不満たらたらです。そこで、オフィシャルビデオカメラマンなら、視聴率や編集のことを特に考える必要がなく、スポーツ関係者のニーズを知っているので、競技中は選手の全身サイズより寄らないですし、どん引きサイズもあり得ないです。

先日、選手とカメラマンの接触事故がありましたが、これ大問題ですね。密着取材や追っかけ取材の規制が厳しくなりますね。また、ワイヤーでつるした真上のカメラなども落下したら大変なことになりますね。

当方は、新体操のオフィシャルビデオカメラマンをいたしましたが、2階席の客席からであり選手にご迷惑かけることはないでしょう。そう考えると、新体操でも競技マットの近くから撮影しているカメラマンは要注意ですね。何故なら、新体操は手具を投げて演技をするスポーツだからです。

先日、一度は決まっていた業者が主催者に嫌われ、急遽、当方に依頼してくださった撮影をしました。無事に納品をし、「舞台音響のハウリングを何とかなりませんか。」という問い合わせをいただきましたが、映像のことは何もおっしゃらなかった。この世界、何も言わないということはOKなのです。お電話しても優しく明るい声だった。

そこで、嫌われた業者のHP動画を観てみると、ハイライト編集とは言え、やたらと各部位のアップが多く、全身サイズやフォーメーションを見せるという概念を知らないようだ。これでは、嫌われて当然ですね。おまけに、リアルタイム色温度変換できない為、高い色温度照明になると真っ青になっていた。

ある老舗のバレエ教室の公開動画を観てみました。ビデオ業者も一応老舗だが、人物サイズが常に小さかった。ある業者に応援で行った時、私に負けたくないカメラマンが、「絵が小さい。」と言ってきたが、そう考えると、この老舗ビデオ業者の映像は映っているだけでつまらない映像だ。もちろん、自分のお客様の撮影の時は、トリミングの必要がないくらいに寄っており、ルーズ全身サイズで撮り画面から手足の切れない撮影を心がけています。ちなみに、一流であるはずのビデオ業者の映像で、リフトされたダンサーの足が何回も切れていて寄り過ぎているのも信じられない。伝説のダンサーさんが可哀相でした。私なら確実に撮ってあげられたのにと思ったものだ。

木曜日, 8月 27, 2015

少子化対策の為のビデオ業者選び

 はじめに、優れた先生のいる優れた教室やクラブ様に感謝すると共に、一流のバレエダンサーやオリンピック選手になられることを、いつも願っております。また、その為の役に立つDVDとして、当方も研究し続けます。

【最新情報】
生徒数が減り続ける中、今回の発表会では先生のご協力により、DVDのお申込本数が過去最高になりました。当方の撮影技術と価値観が認められた証ですね。感謝感謝です。

過去一度もプロのビデオ業者に依頼していなかった発表会ですが、昨年、卒業する優秀な選手にプレゼントしたいからと依頼してくださいました。そして、今年も行きますと何と生徒数がかなり増えており、当方の昨年のDVDを観ている親御様の当方への眼差しがすごくあったかかったのです。

これですよ、これ!!

ただ、映ってるだけでは駄目なのです。親御様も誰一人として撮影している方はいませんでしたし、何といっても親御様の意識が変わってくれた気がします。やはり、近所のビデオ屋さんではなく、本物のプロのビデオ業者(ビデオグラファー)に依頼してくださいね。

【優れたビデオ業者に依頼】
ビデオ業者はどこに依頼しても同じではありません。安さだけでは後悔いたします。そんな経験をしている先生方からのお問い合わせが一番多いです。どう撮っているのか、何にこだわっているのか知る必要があると思います。

それは、先生の思いはもちろん、親御様の為にも良かれとして撮影することです。そして、基本はフォーメーションを見せることであり、数人横並びで同じ演技の時は、ゆっくりパンニングをし、演技後の挨拶は寄ってあげることです。それには、オンタリー中にスムーズなズームワークが必要になります。

また、アクティブで距離間が変わる複数のダンサーの撮影構図を常に心地よい画面サイズでフォローしようとすると軽やかなズーム操作が必ず必要です。つまり、プロのカメラマンとして出来て当然のカメラ操作が出来なければなりません。そこを、古い考えのまま、よそも同じだからと言って、寄りと引きのカメラをズームを使わず単純に切り替えていることが良かれとしている大きな誤解があります。

例えば、海と真珠のように2人の演技が離れたり近づいたりする場面では、引くと引きすぎになり、寄りたくてもこれ以上寄れないと言った矛盾が発生します。

また、海外のバレエ動画を観ると一瞬でも寄りを撮っている動画をよく観ますが、それと同じで、下手と上手に分かれたグループ演技で、片方づつの演技を繰り返す場合、一瞬でも片方づつ撮れる場合は寄っています。こうすることで、映像にワクワク感がでて、見ごたえのある映像表現となるのです。これを、ズームが嫌だから引きのままで良いとするのは、芸のない固定カメラとなり面白みにかけます。

次に、映像用語として「モブシーン」があります。モブシーンとは、群集シーンのことで、主人公が何処にいるのかを表現するには、全体像から主人公にズームインするからこそ何処にいるのか分かり、カメラの切り替えで寄ると映っているが何処にいるのか分かりません。このように映像表現にはズームを必要とし、ズームイン・アウトという用語があるのです。

だからこそ、軽やかなズームワークでダンサーの距離間にあわせた心地よい構図で撮りつづけることの方が最高の映像美学となるのです。お陰様で、DVDを観たお客様から、早くも「次の発表会が待ち遠しい。」などと言っていただきました。

以上、殆どの教室が発表会を目標としており、前回の発表会DVDを観て、教室を決める親御様もいると思うのです

■海外の伝説のバレエダンサーとSNS交流

当方は、海外の一流バレエ団で活躍されていた方とSNS交流いたしております。なので、当方がお客様のクラシックバレエのヴァリエーションを撮影すると、芸術監督に限定公開の動画を直接観ていただき、コメントをいただける可能性があります。その根拠は、「日本人の優れたバレリーナを知らせてください。」と、コメントをいただいているからです。そして、もちろん、先生とご本人の許可を頂けなければ投稿は致しません。

また、iPhoneやスマホで観れる高画質動画ファイルに変換して、個人的に鑑賞することも可能ですね。

次に、国内のバレエコンクールに出場する前に、最終目的であるはずの海外のバレエ芸術監督から、直接アドバイスコメントをいただけたら最高だと思いませんか? 当方にも奇跡のような交流が持てたのですから、努力しているあなたにも奇跡が起きるかも知れませんね。

最後に、しがらみのないお教室の先生方は、発表会やおさらい会、クリスマス会、そして、バレエコンクールはもちろん、合同発表会的なヴァリエーション大会、レッスン中のヴァリエーションを撮影するのに同じビデオ業者にする必要はないですね。

金曜日, 8月 14, 2015

撮影照明論としてのリアルタイム色温度調整

 昔、舞台に長テーブルを並べ白いクロスで敷き詰めた大正琴の演奏会を撮影したことがある。その時の照明が適当で、白いクロスが明るいだけで、肝心の出演者の顔が暗かったので、「光を柔らかくしてコントラストを低くしてもらえませんか?」と頼んだら、「ビデオのために照明しているのではない。」と、あっさり断られたことがある。しかし、お客様目線で観ても白いクロスが眩しいばかりでお顔が暗かった。私だったら、両サイドからバンドアを閉めてフェイスだけに光があたる照明を追加すればお客様には眩しくなく、コントラストの柔らかい照明をするノウハウを、学校で学びテレビCMの現場でも見てきてるので知っていた。この時に思った。いつまでも近所の舞台照明で撮影している場合ではない。日本各地に出向いて行って優秀な舞台スタッフ(照明・音響)の方と仕事をしたいと思った。

ある地方の屋外イベントで、イベント看板を撮ろうとすると夕方でもあり、タングステン光の照明をあてていた。つまり、背景は薄暗く7000Kになっているのに、看板は、ミックスであっても4000K位だった。これを4000Kで撮ると、背景が真っ青になり夕方なのに早朝のような色合いになります。だからこそ、昼光色の蛍光灯でもあててくれれば光のバランスが取れるのに、そんなこだわりもないのだろう。ましてや撮影のために照らしてるわけではないのですから・・・。

次に、ブライダルで新郎新婦のツゥショットを撮る時に金屏風前では、オートホワイトバランスで撮ると色がとんでもない色で映ってしまいます。なので、綺麗に撮るとしたら、カメラに照明を付け、その色温度に調整して撮影しなければなりません。しかし、新郎新婦はもちろん列席者からも眩しがられて良い表情が撮りづらいです。ちなみに、このことをテクニカルサポートセンターの担当者に申し上げたら知っていました。つまり、オートホワイトバランスで撮れない被写体もあるのです。そして、当時は、リアルタイム色温度調整できるビデオカメラは無かった。実は、あるメーカーのつまみを回せばできる裏技を知っていたが、プロとしての使い勝手がダメだったので論外にします。それから数年経ってようやくリアルタイム色温度調整できる業務用ハイビジョンカメラが発売されました。しかし、まだ裏技機能としてであり、メーカーもこの機能を謳っているわけではありません。

いよいよバレエなどの舞台照明ですが、同じ白鳥の湖でも、6000Kのところ5500Kのところ4500kのところと舞台照明の色温度が違います。そして、3400Kの演目もあります。だから、やっと色合いに気を使いはじめたビデオ業者でもカメラはリアルタイム色温度調整が出来ないので(出来ても複数カメラの場合困難)、色温度の平均値で撮るようになりました。しかし、完璧ではありません。また、伝統あるバレエ教室ほど、昔の青白さに慣れきっておりますので問題にしないようです。しかし、それで良いのでしょうか?

文化は進化し技術も進化し、価値観が高まる中、海外のバレエ団やテレビ収録だと、ビデオのために照明しているわけではない照明さんが、色合わせをしてくれています。

そこで、私たちのようなビデオ業者は、どこで、どんな照明をされても、リアルタイム色温度調整できるカメラを所有し使いこなすことで、日本の各地に出向いて行っても、お客様から喜ばれる撮影をしています。

ありがとうございました。

火曜日, 8月 04, 2015

動画撮影でアイリスリングは必須

デジカメの動画機能は、かつて付録扱いだった。しかし、近年ようやくデジカメでの動画撮影が理解されはじめた。TV-CMでは、長時間撮影することがないので、早くから撮影が行われています。そんな中、舞台イベントを撮影している者にとっては、ビデオカメラのように長時間撮影がしたい。ちなみに、長時間撮影できるデジカメは、TV-CM撮影も可能です。

さて、フィルム時代の写真機はアイリスリングがあって当たり前だった。映画用撮影機も、もちろんアイリスリングがあり、デジタルや4Kになっても必須です。ところが、現代のデジカメにはアイリスリングがありません。そこで、ハリウッドなどでは、サードパーティー業界が台頭してきて、カメラメーカーだけでは成立しない動画撮影の為の備品を研究開発して、DSLRによる動画撮影が普及しています。そんな中で、マウントアダプター業界がアイリスリング付きを謳い始めてくれました。あと、もう少しの辛抱ですね。

月曜日, 7月 27, 2015

カメラの撮像素子の歴史

 真空管形式のビジコンから始まってプランビコンとなり、CCDになって画期的になりました。CCDは標準的にはITであり、スミア(ライトが画面内に入ると縦筋が起こる疑似信号)が発生します。ちなみに映画フィルムでは、ヘッドライトの光が横にスミヤーのような擬似信号が起きてますね。そして、改良されたのがFITです。次が、現在のCMOSです。しかし、それぞれに欠点があります。ビジコンもプランビコンも暗かった。CCDは、スミアの問題がつきまとい。CMOSはライブハウスなどでよく使うストロボライトに合わず、上下の明るさが違う現象が起き、フラッシュバンド補正が必要になります。現在は、補正機能のある機種もあるので、それを使えば問題ないようですが・・・。それでも、安くて明るくて日常的な撮影で一番良いのは、やはりCMOSですね。

次に、ベリーダンスなどの舞台照明でもストロボライトを使われておりますが、現在普及しているLEDの照明機材だった為、CMOSでもフラッシュバンドが起きませんでした。つまり、LEDの照明機材とCMOSの相性が良いことに気付きました。

日曜日, 7月 26, 2015

舞台発表会のカメラポジション

 ホールには、大・中・小といろいろあります。また、大しかなかったり小しかないところもあります。そんな中、ベストは中ホールですね。

例えば、大ホールでしたが、少子化などで人数が減っていく教室さんが、お客様も少ないから「真ん中通路より後の客席は使いません。」と、当日言ってこられた。しかし、準備は半分終わっていた。

前もって聞いていたら、少しでも前に近づきたかったのにと思いましたが、写真カメラマンもおり、お互いセンターラインに合わせたいのでアングルが重なります。
結局、今決めている位置がベストになりました。

さて、そこで考えることは、やはり超望遠レンズまたは高倍率ズームレンズは要るということです。

いろんなビデオ業者がいて、いろんな考え方で撮影していますが、こだわりがあるようでなかったり、もし、お客様が立ったら、もし、お客様がカメラ前を横切ったらという心配も考えず、客席真ん中辺でセンターから外れた位置に座ってカメラポジションを決めているところもいた。

写真は音がないから、かぶっても通り過ぎてから撮れば良いし言い訳も出来る。
しかし、ビデオは音も録音する全収録なので、一瞬でもそういう映像が映るといやなものです。

だからこそ、最後部座席センターに決め立って撮影しているのですね。

金曜日, 5月 22, 2015

究極のENGレンズを考える

   放送局用や業務用ショルダータイプのENGカメラに付いているレンズは、フルマニュアル操作が出来ることは常識です。ただ、フルマニュアル操作できないカメラマンの為に、電動レバーズームやオートアイリス(絞り)も付いています。また、近年では写真用レンズのようにオートフォーカス対応レンズも発売されています。業務用クラスでは、オートフォーカス対応が標準になってきました。

しかし、それに頼り最高の映像を撮っているのかと思いきや下手な映像をよく観るようにもなって来ました。そんな中、究極のENGレンズを考えてみました。まず、長年の感覚操作で馴れ親しんだレンズとは16mmフィルムキャメラレンズの構成を守ることであり、フォーカス⇒ズーム⇒アイリスの順番を守ることです。そして、回転方向も同じでなければなりません。これに、現在、当方も所有しているカメラには、メニュー操作から色温度を録画中にリアルタイム変換可能です。また、NDフィルターを細かく変換できるカメラも発売されていますが、私にとって重要なのはリアルタイム色温度変換です。

次に、デジタルになってから写真用レンズでは、全てではないですがアイリスリングが無くなりました。ズームも電動でしか出来ないものもあります。言い方を変えるとマニュアル操作では滑らかな操作が出来ません。それでも、ピント・ズーム・アイリスをデジタル処理で可能になるのであれば、フォーカス⇒ズーム⇒アイリス⇒色温度変換リング(ロック付100k単位)⇒NDフィルターダイヤル(ロック付)の五つのリングを構成すれば、究極のENGレンズになりますね。そして、バックフォーカス調整が出来る高倍率ズームレンズが必須です。ちなみに、このこだわりの中に、現在、一眼レフデジタルカメラ(DSLR)の中で録画中にリアルタイム色温度変換できるカメラがすでに発売されています。さらなる改良、使い勝手が良くなる事を楽しみにお待ちしております。ありがとうございました。

【研究】
   先日、色温度可変型のLED照明を使った照明さんと一緒に仕事しました。カメラもリアルタイム色温度変換できないと時代に取り残されてしまいますね。幸い、当方は5年前からリアルタイム色温度変換できる業務用ハイビジョンカメラを所有しています。
2017年からこのカメラで始動します。フルオートでも撮れますが、フルマニュアルで撮ります。そして、レンズが高倍率であり35mm映画キャメラのように太いので滑らかなカメラ操作ができ気に入っております。 

【舞台やスポーツ、報道の現場】
   結論から申しますと、少しでも寄れるレンズは大歓迎です。そして、広角側は、今や動画デジカメで簡単に撮れます。また、複数カメラで撮るならメインカメラに広角はそれほど必要なくなります。舞台では、最後部座席からだと問題ない。スポーツでもカメラマン席を設けられる。報道の事件現場も立入禁止のロープをはられると近寄れなくなる。
   以上のことから、広角よりも望遠の方が大事です。
   中には、引けないからと言ってワイドコンバーターを付けっぱなしで撮影している者がいますが、引けないならパンニングというカメラワークをすれば良いだけなのです。
そんな中、新しいカメラのスペック表を見ると同じ倍率のズームレンズなのに、広角側に移行したため寄れなくなっていました。現場を知っていたら「より望遠になりました」と謳うべきだと思う。但し、カメラポジションに制限がないなら、寄れない引けないレンズでも良いと思います。逆に望遠を必要としない、さがれない引けない現場なら広角ショートズームですね。