金曜日, 8月 28, 2015

The difference of TV sports ENG cameraman and the official videographer

 まず、カメラワークが違います。テレビには視聴率があり一般の人にも見てもらいたい目的があり、編集のことを考えているので各部位のアップを撮りたがります。また、スイッチャーからもアップを撮るように指示がきます。しかし、スポーツ関係者にとっては不満たらたらです。そこで、オフィシャルビデオカメラマンなら、視聴率や編集のことを特に考える必要がなく、スポーツ関係者のニーズを知っているので、競技中は選手の全身サイズより寄らないですし、どん引きサイズもあり得ないです。

先日、選手とカメラマンの接触事故がありましたが、これ大問題ですね。密着取材や追っかけ取材の規制が厳しくなりますね。また、ワイヤーでつるした真上のカメラなども落下したら大変なことになりますね。

当方は、新体操のオフィシャルビデオカメラマンをいたしましたが、2階席の客席からであり選手にご迷惑かけることはないでしょう。そう考えると、新体操でも競技マットの近くから撮影しているカメラマンは要注意ですね。何故なら、新体操は手具を投げて演技をするスポーツだからです。

先日、一度は決まっていた業者が主催者に嫌われ、急遽、当方に依頼してくださった撮影をしました。無事に納品をし、「舞台音響のハウリングを何とかなりませんか。」という問い合わせをいただきましたが、映像のことは何もおっしゃらなかった。この世界、何も言わないということはOKなのです。お電話しても優しく明るい声だった。

そこで、嫌われた業者のHP動画を観てみると、ハイライト編集とは言え、やたらと各部位のアップが多く、全身サイズやフォーメーションを見せるという概念を知らないようだ。これでは、嫌われて当然ですね。おまけに、リアルタイム色温度変換できない為、高い色温度照明になると真っ青になっていた。

ある老舗のバレエ教室の公開動画を観てみました。ビデオ業者も一応老舗だが、人物サイズが常に小さかった。ある業者に応援で行った時、私に負けたくないカメラマンが、「絵が小さい。」と言ってきたが、そう考えると、この老舗ビデオ業者の映像は映っているだけでつまらない映像だ。もちろん、自分のお客様の撮影の時は、トリミングの必要がないくらいに寄っており、ルーズ全身サイズで撮り画面から手足の切れない撮影を心がけています。ちなみに、一流であるはずのビデオ業者の映像で、リフトされたダンサーの足が何回も切れていて寄り過ぎているのも信じられない。伝説のダンサーさんが可哀相でした。私なら確実に撮ってあげられたのにと思ったものだ。

木曜日, 8月 27, 2015

少子化対策の為のビデオ業者選び

 はじめに、優れた先生のいる優れた教室やクラブ様に感謝すると共に、一流のバレエダンサーやオリンピック選手になられることを、いつも願っております。また、その為の役に立つDVDとして、当方も研究し続けます。

【最新情報】
生徒数が減り続ける中、今回の発表会では先生のご協力により、DVDのお申込本数が過去最高になりました。当方の撮影技術と価値観が認められた証ですね。感謝感謝です。

過去一度もプロのビデオ業者に依頼していなかった発表会ですが、昨年、卒業する優秀な選手にプレゼントしたいからと依頼してくださいました。そして、今年も行きますと何と生徒数がかなり増えており、当方の昨年のDVDを観ている親御様の当方への眼差しがすごくあったかかったのです。

これですよ、これ!!

ただ、映ってるだけでは駄目なのです。親御様も誰一人として撮影している方はいませんでしたし、何といっても親御様の意識が変わってくれた気がします。やはり、近所のビデオ屋さんではなく、本物のプロのビデオ業者(ビデオグラファー)に依頼してくださいね。

【優れたビデオ業者に依頼】
ビデオ業者はどこに依頼しても同じではありません。安さだけでは後悔いたします。そんな経験をしている先生方からのお問い合わせが一番多いです。どう撮っているのか、何にこだわっているのか知る必要があると思います。

それは、先生の思いはもちろん、親御様の為にも良かれとして撮影することです。そして、基本はフォーメーションを見せることであり、数人横並びで同じ演技の時は、ゆっくりパンニングをし、演技後の挨拶は寄ってあげることです。それには、オンタリー中にスムーズなズームワークが必要になります。

また、アクティブで距離間が変わる複数のダンサーの撮影構図を常に心地よい画面サイズでフォローしようとすると軽やかなズーム操作が必ず必要です。つまり、プロのカメラマンとして出来て当然のカメラ操作が出来なければなりません。そこを、古い考えのまま、よそも同じだからと言って、寄りと引きのカメラをズームを使わず単純に切り替えていることが良かれとしている大きな誤解があります。

例えば、海と真珠のように2人の演技が離れたり近づいたりする場面では、引くと引きすぎになり、寄りたくてもこれ以上寄れないと言った矛盾が発生します。

また、海外のバレエ動画を観ると一瞬でも寄りを撮っている動画をよく観ますが、それと同じで、下手と上手に分かれたグループ演技で、片方づつの演技を繰り返す場合、一瞬でも片方づつ撮れる場合は寄っています。こうすることで、映像にワクワク感がでて、見ごたえのある映像表現となるのです。これを、ズームが嫌だから引きのままで良いとするのは、芸のない固定カメラとなり面白みにかけます。

次に、映像用語として「モブシーン」があります。モブシーンとは、群集シーンのことで、主人公が何処にいるのかを表現するには、全体像から主人公にズームインするからこそ何処にいるのか分かり、カメラの切り替えで寄ると映っているが何処にいるのか分かりません。このように映像表現にはズームを必要とし、ズームイン・アウトという用語があるのです。

だからこそ、軽やかなズームワークでダンサーの距離間にあわせた心地よい構図で撮りつづけることの方が最高の映像美学となるのです。お陰様で、DVDを観たお客様から、早くも「次の発表会が待ち遠しい。」などと言っていただきました。

以上、殆どの教室が発表会を目標としており、前回の発表会DVDを観て、教室を決める親御様もいると思うのです

■海外の伝説のバレエダンサーとSNS交流

当方は、海外の一流バレエ団で活躍されていた方とSNS交流いたしております。なので、当方がお客様のクラシックバレエのヴァリエーションを撮影すると、芸術監督に限定公開の動画を直接観ていただき、コメントをいただける可能性があります。その根拠は、「日本人の優れたバレリーナを知らせてください。」と、コメントをいただいているからです。そして、もちろん、先生とご本人の許可を頂けなければ投稿は致しません。

また、iPhoneやスマホで観れる高画質動画ファイルに変換して、個人的に鑑賞することも可能ですね。

次に、国内のバレエコンクールに出場する前に、最終目的であるはずの海外のバレエ芸術監督から、直接アドバイスコメントをいただけたら最高だと思いませんか? 当方にも奇跡のような交流が持てたのですから、努力しているあなたにも奇跡が起きるかも知れませんね。

最後に、しがらみのないお教室の先生方は、発表会やおさらい会、クリスマス会、そして、バレエコンクールはもちろん、合同発表会的なヴァリエーション大会、レッスン中のヴァリエーションを撮影するのに同じビデオ業者にする必要はないですね。

金曜日, 8月 14, 2015

撮影照明論としてのリアルタイム色温度調整

 昔、舞台に長テーブルを並べ白いクロスで敷き詰めた大正琴の演奏会を撮影したことがある。その時の照明が適当で、白いクロスが明るいだけで、肝心の出演者の顔が暗かったので、「光を柔らかくしてコントラストを低くしてもらえませんか?」と頼んだら、「ビデオのために照明しているのではない。」と、あっさり断られたことがある。しかし、お客様目線で観ても白いクロスが眩しいばかりでお顔が暗かった。私だったら、両サイドからバンドアを閉めてフェイスだけに光があたる照明を追加すればお客様には眩しくなく、コントラストの柔らかい照明をするノウハウを、学校で学びテレビCMの現場でも見てきてるので知っていた。この時に思った。いつまでも近所の舞台照明で撮影している場合ではない。日本各地に出向いて行って優秀な舞台スタッフ(照明・音響)の方と仕事をしたいと思った。

ある地方の屋外イベントで、イベント看板を撮ろうとすると夕方でもあり、タングステン光の照明をあてていた。つまり、背景は薄暗く7000Kになっているのに、看板は、ミックスであっても4000K位だった。これを4000Kで撮ると、背景が真っ青になり夕方なのに早朝のような色合いになります。だからこそ、昼光色の蛍光灯でもあててくれれば光のバランスが取れるのに、そんなこだわりもないのだろう。ましてや撮影のために照らしてるわけではないのですから・・・。

次に、ブライダルで新郎新婦のツゥショットを撮る時に金屏風前では、オートホワイトバランスで撮ると色がとんでもない色で映ってしまいます。なので、綺麗に撮るとしたら、カメラに照明を付け、その色温度に調整して撮影しなければなりません。しかし、新郎新婦はもちろん列席者からも眩しがられて良い表情が撮りづらいです。ちなみに、このことをテクニカルサポートセンターの担当者に申し上げたら知っていました。つまり、オートホワイトバランスで撮れない被写体もあるのです。そして、当時は、リアルタイム色温度調整できるビデオカメラは無かった。実は、あるメーカーのつまみを回せばできる裏技を知っていたが、プロとしての使い勝手がダメだったので論外にします。それから数年経ってようやくリアルタイム色温度調整できる業務用ハイビジョンカメラが発売されました。しかし、まだ裏技機能としてであり、メーカーもこの機能を謳っているわけではありません。

いよいよバレエなどの舞台照明ですが、同じ白鳥の湖でも、6000Kのところ5500Kのところ4500kのところと舞台照明の色温度が違います。そして、3400Kの演目もあります。だから、やっと色合いに気を使いはじめたビデオ業者でもカメラはリアルタイム色温度調整が出来ないので(出来ても複数カメラの場合困難)、色温度の平均値で撮るようになりました。しかし、完璧ではありません。また、伝統あるバレエ教室ほど、昔の青白さに慣れきっておりますので問題にしないようです。しかし、それで良いのでしょうか?

文化は進化し技術も進化し、価値観が高まる中、海外のバレエ団やテレビ収録だと、ビデオのために照明しているわけではない照明さんが、色合わせをしてくれています。

そこで、私たちのようなビデオ業者は、どこで、どんな照明をされても、リアルタイム色温度調整できるカメラを所有し使いこなすことで、日本の各地に出向いて行っても、お客様から喜ばれる撮影をしています。

ありがとうございました。

火曜日, 8月 04, 2015

動画撮影でアイリスリングは必須

デジカメの動画機能は、かつて付録扱いだった。しかし、近年ようやくデジカメでの動画撮影が理解されはじめた。TV-CMでは、長時間撮影することがないので、早くから撮影が行われています。そんな中、舞台イベントを撮影している者にとっては、ビデオカメラのように長時間撮影がしたい。ちなみに、長時間撮影できるデジカメは、TV-CM撮影も可能です。

さて、フィルム時代の写真機はアイリスリングがあって当たり前だった。映画用撮影機も、もちろんアイリスリングがあり、デジタルや4Kになっても必須です。ところが、現代のデジカメにはアイリスリングがありません。そこで、ハリウッドなどでは、サードパーティー業界が台頭してきて、カメラメーカーだけでは成立しない動画撮影の為の備品を研究開発して、DSLRによる動画撮影が普及しています。そんな中で、マウントアダプター業界がアイリスリング付きを謳い始めてくれました。あと、もう少しの辛抱ですね。