日曜日, 6月 18, 2017

魂のカメラワーク-Only one camera work

【2017年12月6日更新】
新体操は言うまでもなく手具を扱うスポーツであり、この手具の高さと選手の両方を映すカメラワークは、おそらく世界でも例のないカメラワークでありながら歓迎される訳とは、カットを割らない(瞬きしない)撮り方であり、手具の投げるタイミングは寄りで、一番高く上がっている時も選手が込みで映っており、キャッチの瞬間も寄りであり、手具の軌道と高さも確認でき、特にリボンなどは弧を描く美しさもきちんと見えています。もちろん、その間、選手がどんな演技をしたかも分かります。なので、映像を通して何回でも確認でき、技の修正や新たな技の開発にも役立つことでしょう。
Camera work of Rhythmic Gymnastics.

【新体操コーチの声】
手具の投げた距離と選手の回転の動きから受ける所までの動画、あれは凄いですね!そういう見方で捉えるのはカメラマンさんだからできることですね。選手がそれを見ることが出来れば、自分で理解でき、投げる感覚がつかめるようになると思います!
【Coach's comment】
If the players can see it, I think they will be able to understand and throw themselves.



日曜日, 2月 05, 2017

こだわりの撮影構図

 撮影構図とは、被写体(ダンサー)だけでなく背景も構図に含まれる。実際、ゲネプロの時、先生方は客席センターの中程に座り、そこから見て美しい並びや位置を修正しておられます。だから、カメラマンもセンターにこだわります。そんな中、カメラ3台中継だからと言って、センター・上下(かみしも)と配置しても、上下のカメラの背景は袖幕だったりする。もちろん、コッペリアのような、「ハ」の字型のセットがある場合は別ですが、大抵は、背景絵幕だけですね。だから、超望遠レンズが普及していなかった頃、寄りカメラは客席中程のセンターから離れた位置に座らせて貰って撮っていた老舗ビデオ業者も、現在は、超望遠レンズが普及し全てのカメラをセンターに近づけて撮っているのでどのカメラに切り替えても背景が背景絵幕になりやすくなるのです。私は、ドキュメンタリー番組のカメラマンだったので、若い時から超望遠レンズを使いこなしていました。だから、舞台のカメラマンに転身しても、カメラ位置は最後部座席が一番迷惑にならず超望遠レンズが要ることを知っていたので、エクステンダー付きのレンズを持っていた。以上のことから動画でも撮影構図は美意識への追及でありこだわらなければならない。

土曜日, 1月 07, 2017

2017年、新メインカメラで始動

長年の構想どおり新メモリーカードカメラレコーダーを所有しました。これに伴い、オプション部品の整理と新システムを構築し、より短時間で機材セッテッングができるようになりました。もちろん、高画質フルHD Progressive収録であり、寄れて引けての高倍率ズームレンズです。


【ファインダーはカメラマンの命】
当方は舞台、特にクラシックバレエを撮影しているので、キッズクラスの横並び演技の時は、ファインダーの構図(テレビ)の下位置に映す形になります。
そんな中、ファインダー情報が下位置に集中すると重なって両端のダンサーが見えなくなる時があるのです。なので、ファインダーの情報は欲しいですが、位置の工夫、今はいらない情報を消したいのですね。新しいカメラは、それが出来、なかなか良いカメラですよ。バレエや新体操の団体演技も両端の演技者を見てオンエアーフレームに手足がはみ出さず、心地よい空間を残しています。
また、長時間撮影出来ない高画質フォーマットは使えないし今はいらない。なので、現時点では最高のカメラと言えるだろう。何故なら複数カメラとの画質・色合いを合わせたいからであります。